伝統的な中医学(中獣医学)による食事療法⑦

食餌療法の基本原理:冷えなら温め、熱なら冷まし、乾燥なら潤す

食事療法の良い点は、鍼や漢方ほど複雑ではないことです。
食事(あるいは食餌)療法の70%は、

  • 寒(冷え)サインがある温める食材
  • 熱(炎症)サインがある冷ます食材
  • 乾燥サインがある潤す(滋陰・補血)食材

という、かなりシンプルな原理で動きます。

寒(虚)のサイン:虚弱、体重減少、エネルギー不足、無気力、冷えっぽいなど。
温める食材:鶏、卵黄、ラム、冬かぼちゃ、オーツ麦など。

熱のサイン:炎症、不安・興奮、眠れない、落ち着かない、赤い皮膚、熱感のある皮膚など。
冷ます食材:七面鳥、鴨、卵白、ウサギ、ブロッコリー、(穀類では)大麦など。

スイカは最も冷ます食材の代表です。夏野菜は自然と涼性が多い。

乾燥のサイン:糖尿病、乾いた咳、便秘、フケなど。
潤す食材(補血・滋陰系):牛肉、卵、にんじん、イワシなど。脂質やオメガ3や6を含む食材が多く、体を潤しやすい、と捉えられています。