診療科目

自然療法を中心にした外来専門の動物病院です。
診察はすべて予約制です。お電話でのご予約を承ります。(外科、入院、麻酔はおこなっていません。)当院でおこなわれる自然療法は、下記の様な疾患に対応します。

内科一般

リハビリテーションの必要な疾患

ホリスティック、統合医療、補完・代替療法、東洋医学、中(獣)医学、先制医療、アンチエイジングに関する相談

食事の相談

ワクチン、予防接種、抗体検査の相談

遠隔診療、オンライン診療

当院でおこなわれている治療と検査法について

初診料 2090円
血液検査 CBC 2750円~、血液生化学検査1項目1100円~
尿検査 1320円
便検査 1320円
皮膚検査 1320円~
超音波検査 4950円~
PCによるカウンセリング(SCIO・バイオレゾナンス、初回2時間) 9350円
処方料 1100円~
食事指導料 1100円~

針治療・オゾン療法

針治療のみ(診察料別) 5500円~11000円
オゾン療法(注腸) 2420円~
オゾン療法(少量自家血液) 2420円
オゾン療法(皮下注射) 2420円
光・レーザー(ダイオード、UVパルス光、テラヘルツ)治療  1100円~

鍼治療の説明

<犬と猫の鍼治療について>
**鍼治療(はりちりょう)**は、伝統的な東洋医学、中国医学の技法で、特定のツボ(経穴)に細い針を刺すことで体のバランスを整え、自己治癒力を高める治療法です。動物の鍼治療は、犬や猫の健康改善や痛みの管理に特に効果的で、最近では補完医療として広く利用されています。

<犬と猫の鍼治療の目的>
痛みの軽減:関節炎、腰痛、手術後の痛みなど。
炎症の緩和:アレルギーや皮膚疾患などの症状を改善。
ストレスの軽減:リラクゼーション効果があり、精神的なストレスの軽減に効果的。
内臓機能の改善:消化不良や腎機能のサポートなど、内臓の働きを助ける効果。
免疫力向上:全身の免疫力を高め、体調を改善する効果が期待されます。

<鍼治療の安全性と注意点>
動物にとって鍼治療は一般的に安全とされていますが、施術には経験豊富な獣医師に依頼することが大切です。また、急性の病気や感染症、特定の健康状態(妊娠など)には適さない場合があるため、必ず事前に相談が必要です。

<YNSA(山元式新頭鍼療法)について>
YNSA(山元式新頭鍼療法)は、日本の山元敏勝医師・博士によって開発された鍼治療の技法で、特に頭部のポイント(ツボ)を利用して、身体全体の痛みや不調を緩和する治療法です。「Yamamoto New Scalp Acupuncture」の頭文字からYNSAと呼ばれ、ヨーロッパ、ブラジル、オーストラリアなどの医学部で採用されています。伝統的な鍼治療と異なり、頭皮の特定のポイントに鍼を刺すことが特徴です。

<動物へのYNSAの応用>
当院では、山元先生に師事し、犬や猫におけるYNSAの応用に取り組んできました。そしては人にはない尾などのポイントの発見に至ります。

<YNSAの特徴>
以下の効果が期待できます:

①疼痛管理:肩こりや腰痛、関節痛などの痛みの軽減。
②運動機能の改善:脳卒中後のリハビリや四肢の機能向上に役立つ。
③自律神経の調整:ストレス緩和、不眠症や頭痛の改善。
④内臓機能の調整:消化器や循環器、泌尿器系の不調改善。

<YNSAの安全性と効果>
YNSAは、副作用が少ないとされ、多くの国で疼痛緩和やリハビリの手段として注目されています。鍼治療に比べて短時間で効果が現れやすいとされ、急性や慢性的な痛みを持つ患者に多く用いられています。

オゾン療法の説明

<オゾン療法とは>
オゾン療法とは、医療用の酸素(O₂)から生成されるオゾン(O₃)を利用した治療法で、主に抗酸化作用や免疫力の向上、血流改善などを目的として行われます。オゾンは強力な殺菌作用を持ち、ウイルスや細菌を抑制する効果が確認されています。

<オゾン療法のメカニズム>
オゾン療法は、コントロールされた微量のオゾンが体内に入ることで酸化ストレスが生体を刺激し、それに応じて体が抗酸化物質を増やし、酸化ストレスに対する防御機構が高まります。

<オゾン療法の主な効果>
①免疫力の向上:免疫細胞を活性化し、感染症や炎症に対する防御力を高めます。
②血流と酸素供給の改善:オゾンは血液中の酸素量を増やし、末梢の血流を改善する効果が期待されます。
③抗酸化作用:体内の酸化ストレスに対抗する抗酸化酵素が生成されるため、老化防止や慢性疾患予防に役立ちます。
④鎮痛・抗炎症作用:関節炎や筋肉痛などの痛みを緩和し、炎症の改善をサポートします。

<オゾン療法の方法>
オゾン療法には、さまざまな投与方法があります:

①オゾン注腸法
酸素とオゾンの混合ガスを直腸からカテーテルを用いて注入します。30秒ほどで終了し、副作用もありません。

②自家血オゾン療法:血液を採血して、オゾンと混合し、皮下注射や静脈注射で再び体内に戻す方法。全身の免疫力向上やアレルギーに有効です。

③局所オゾン注射療法:患部に直接オゾンガスを投与して治療する方法で、皮膚や筋肉の炎症、痛みや関節炎などに適用されます。

<オゾン療法の安全性とリスク>
適切に使用すればオゾン療法は比較的安全ですが、オゾンは高濃度で吸入すると肺に悪影響を及ぼす可能性があるため、専門家の管理の下で行う必要があります。また、出血がある状況や、甲状腺機能亢進症、妊婦には禁忌とされる場合もあるため、事前に十分な説明と相談が重要です。

内服薬

西洋薬各種
漢方薬(150種類) 1日分110円~
サプリメント(500種類) 1種類110円~
ホメオパシー(3000種類) 1錠165円~

ホメオパシーの説明

<ホメオパシーとは>
ホメオパシーは、18世紀にドイツの医師サミュエル・ハーネマンによって創始された代替医療の一つです。「同種療法」とも呼ばれ、「病気の症状に似た症状を引き起こす物質を極度に薄めたものを使用することで、自然治癒力を引き出す」という考え方に基づいています。

ホメオパシーの基本原理
ホメオパシーは、以下の2つの主要な原理に基づいています。

同種の法則(Similia Similibus Curentur):これは「似たものが似たものを癒す」という考え方で、病気の症状に似た反応を引き起こす物質を投与することで、体がその症状に対抗するよう働きかけ、回復を促すとされています。たとえば、タマネギが引き起こす目のかゆみや鼻水に似た症状を治療するために、ホメオパシーではタマネギ(アリウム・セパ)を用いることがあります。

超微量の法則:ホメオパシーでは、薬効があると考えられる物質を何度も薄め、振る(希釈振盪)ことで、その物質のエネルギーや情報が水やアルコールに「記憶」されるとされます。多くの場合、物質がもはや化学的に検出できないほど希釈されており、これがホメオパシーの科学的議論の対象にもなっています。

ホメオパシーのレメディ(治療薬)
ホメオパシーの治療薬(レメディ)は、植物、鉱物、動物由来の物質などから作られ、極度に希釈されることで安全性が高いとされています。レメディは人それぞれの体質や症状に応じて処方され、一般的には錠剤、液体、ペレットなどの形で使用されます。

ホメオパシーの適用と効果
ホメオパシーは、以下のような幅広い症状に対する補完療法として利用されています。

アレルギーや花粉症
風邪やインフルエンザなどの感染症
消化不良や胃腸の不調
不安症や軽度のうつ症状
皮膚疾患(湿疹、アトピーなど)

<ホメオパシーの安全性と注意点>
ホメオパシーは、自然由来で極度に希釈されたレメディを使用するため、一般に安全とされています。しかし、重篤な病気に対してホメオパシーだけで治療を行うことは推奨されません。特に感染症やがんなどの治療には、通常の医療との併用や医師の相談が重要です。

<まとめ>
ホメオパシーは、自己治癒力を引き出すことを目指す自然療法として利用されていますが、その効果には賛否があり、補完医療として利用する場合は通常の医療と併用し、信頼できる医療専門家の指導のもとで行うことが大切です。

注射薬

丸山ワクチン(アンサー20) 1日分825円~
ホモトキシコロジー1種 1100円~
プラセンタ 1100円~
幹細胞培養上清液(エクソソーム)注射 11000円~

ホモトキシコロジーの説明

<ホモトキシコロジーとは>
ホモトキシコロジーは、ドイツの医師ハンス=ハインリッヒ・レケウェッグ博士によって提唱された治療理論で、「体内の毒素(ホモトキシン)を排除し、体の自然治癒力を高めることで健康を取り戻す」という考えに基づいています。ホメオパシーと現代医学の要素を組み合わせた療法で、主に西洋医学で使われる薬剤と自然療法を統合し、体のバランスを整えることを目指します。

<ホモトキシコロジーの基本理論>
ホモトキシコロジーでは、病気は体内に溜まった毒素が原因であると考え、健康の回復にはこれらの毒素を排出し、身体の自然治癒力を活性化させることが必要とされています。そのために以下のような考え方が採用されています:

ホモトキシン:環境や食事、生活習慣によって体内に蓄積される有害物質(毒素)を指します。これらが細胞や臓器に悪影響を及ぼし、さまざまな病気の原因になるとされています。

病気の段階:ホモトキシコロジーでは、病気の進行を6つの段階(排出、炎症、沈着、浸潤、変性、腫瘍)に分類し、毒素がどの程度体内に蓄積されているか、体がどの段階で症状を引き起こしているかを診断します。早期の段階で治療を行うことで、より速やかに健康が回復できると考えます。

体の防御反応のサポート:体が病気を克服するために、自然な防御反応(例えば、発熱や炎症)を促進・支援する治療が行われます。毒素が排出されやすくするよう、体の免疫系や排出システムを刺激します。

<ホモトキシコロジーの治療方法>
ホモトキシコロジーでは、毒素の排出を促し、体のバランスを整えるために、以下のような治療法が利用されます。

ホメオパシー製剤:希釈された自然由来のレメディを使用し、体の解毒や排出を促進。
注射療法:特定のホメオパシー薬を皮下または筋肉に注射することで、効率的な解毒を図る方法。

ホモトキシコロジーの適用範囲
ホモトキシコロジーは、慢性疾患、アレルギー、免疫不全、関節炎、消化器系の問題など、さまざまな病気や症状に対する補完療法として利用されています。ホメオパシーと併用することが多く、毒素排出とともに自然治癒力を高めることを目指しています。

<安全性と注意点>
ホモトキシコロジーは比較的安全とされ、自然治癒力を尊重した治療法ですが、重篤な病気の場合には従来の医療と併用することが推奨されます。また、治療には医師や専門家による適切な診断と指導が必要です。